1
数直線から複素平面へ:複素数の代数的定義と幾何的対応
MATH1001SA-PEP-CNLesson 2
00:00
実数(一次元直線)複素数(二次元平面)
細い紐の上で左右にしか動けない世界を想像してみてください。これが実数軸の世界です。もし上に跳びたいとしたら、紐はその重さを支えきれないでしょう。そこで導入されるのが複素数あなたの世界に新たな次元を加えるようなものです。形が $z = a + bi$ の複素数は、もはや数直線上の一点ではなく、平面における座標 $(a, b)$ または原点から発するベクトルとして捉えられます。この「数」と「形」の完璧な対応は、数学史上最大の飛躍の一つです。

複素数の代数的定義と幾何的対応

選択必修第1冊では、複素数の体系を学びました。複素数は実部虚部で構成され、標準的な代数形は $z = a + bi$ ($a, b \in \mathbb{R}$) です。

複素数を直感的に理解するために、複素平面

  • 実軸:$x$ 軸に対応し、複素数の実部を表します。
  • 虚軸:$y$ 軸に対応し、複素数の虚部を表します。
  • 点と複素数:複素数 $z = a + bi$ と点 $Z(a, b)$ は一対一の対応関係にあります。
  • ベクトルと複素数:複素数 $z = a + bi$ と平面上のベクトル $\vec{OZ}$ は一対一の対応関係にあります。

複素数の絶対値 $|z| = \sqrt{a^2 + b^2}$ は、複素平面上の点 $Z$ から原点までの距離を意味します。また、$|z_1 - z_2|$ は2点間の距離です。
$$z = a + bi \iff Z(a, b) \iff \vec{OZ}$$